Reed EQ

Reed EQは、Reed SF光カートリッジが読み取った音楽信号を最高の状態でプリアンプへ伝送する様に設計された光カートリッジ専用フォノイコライザです。高い音楽性、明瞭度、そして没入感といった、光カートリッジならではのメリットを提供します。

Reed EQは電源部のReed PSとの2躯体構成となっており、どちらも削り出しアルミニウム製のボディが採用されています。しっかりとした重量感と堅牢な構造が高級感を演出し、シーシェルホワイトとブラックの2色からお選びいただけます。

Reed EQは、Reed独自のフォノイコライザ設計哲学に基づき開発されました。特に信号の整合性、チャンネルの対称性、そしてノイズ低減は重要な要素であると考えおり、最高のパフォーマンスを実現するために、信号処理には最高品質の部品のみを使用しています。例えば、主要コンポーネントの一つであるディスクリートオーディオオペアンプは、オペアンプ部品間のサーマルカプリングが最小限に抑えられるため歪みが少なく、安定して高音質なA級出力段を実現しています。さらに、パッシブイコライジング回路に高品質のインダクタを使用することで、安定性、一貫性、より直線的な位相応答、そして損失の低減を実現しています。信号反転はパッシブ部品で行われるため、左右のチャンネルは完全に対称です。PCBは、はんだ付け性を向上させ、酸化を防ぐため金メッキが施されています。

電源部であるReed PSは独立した筐体となっており、、いくつかの独自の革新技術が採用されています。中でも注目すべきは、カートリッジLEDへの電源供給にバッテリーを使用している点です。これにより、LED電源がシステムの他の部分から完全に分離され、ノイズレベルが最小限に抑えられます。バッテリーは2系統用意されており、1つのバッテリーパックが常に充電中、もう1つのバッテリーパックがLEDに電力を供給し、自動的に切り替わります。電源には、異なるモジュールに電力を供給するための3つの独立した電源トランスも搭載されており、電子回路間の干渉をさらに最小限に抑えています。

Reed EQにはRCA(シングルエンド)入出力端子とXLR(差動)出力端子を備えています。
また、前面コントロールパネルには以下の機能があります。


●フィルタースイッチ(30Hz/50Hz) – ハイパスフィルターのカットオフ周波数を選択します。これにより、様々なトーンアームパラメータとの互換性が向上します。


●ライン/フォノスイッチ – ライン出力とヘッドフォン出力を切り替えます。
スピーカーで聴くことができない場合のために、6.35mm出力ソケットを備えたヘッドフォンアンプも搭載しています。

仕様

Reed EQ:
出力電圧 600mV @ 1kHz(リードSFカートリッジ接続時)
入力端子:RCA端子
出力端子:RCA端子、XLR端子
ハイパスフィルタ:30Hzまたは50Hz
サイズ:330Wx330Dx80H mm
出力インピーダンス:47Ω
重量:5.3kg
対応ヘッドホンインピーダンス:32~600Ω

Reed PS:
サイズ:340Wx330Dx110H mm
電源:AC100V 50/60Hz
重量:10.7kg

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