FLS20

AUDIAから待望のSACDプレーヤ登場

約7年もの歳月を費やし遂にAUDIA初となるSACDプレーヤが登場しました。

2018年に最終プロトタイプまで進んでいたFLS20プロジェクトでしたが、理想の音質を得ることができず全て白紙に戻し設計を全てやり直しました。2018年プロトタイプではトレーローディング機構を採用していましたが、高音質を得るためには機構を可能な限り強固にする事が重要で、トップローディング方式へと変更。更に駆動系統の振動を徹底的に排除する独自の機構を発案し、シャーシ内外を起因とする振動を完全に排除しました。これにより、非常に高精度の信号読み取りを実現しました。

更にFLS20では信号回路を極限まで短くし、音質を最高の状態で維持します。

シャーシはFLSシリーズで採用されているスイス製アルミニウムボディを使用。DACセクションではSabre ES9038PRO 32bit DACを2個使い、それぞれをモノラル駆動し、Crystek CCHD-950ウルトラローノイズクロックを採用。デジタル基盤は10個の超低ノイズパワーサプライが使用されるという豪華設計となっています。

出力段ではAUDIA伝統のA級電流帰還回路を使用していますが、今回FLS20では新しいMOS-FETトランジスタを採用。これによりより音の鮮度感・スピード感が高く高解像度な音質を実現しました。

電力会社出身のAUDIA創設者Massimiliano氏のこだわりである電源は、アナログ基盤には80VA、デジタル基盤には85VA、そしてロジック回路には15VAの専用トロイダルトランスをそれぞれ使用。それぞれ専用トランスを使用し、余裕のある駆動を行う事によりAUDIAならではの豊かな音楽表現力を提供します。

仕様

周波数特性:2Hz~50kHz +-0.5dB (SACD)
周波数特性:2Hz~20kHz +-0.5dB (CD)
ダイナミックレンジ:140dB
THD + ノイズ:-122dB以下
アナログ出力:バランス、アンバランス
最大出力電圧:2.5Vrms
出力インピーダンス:240Ω
デジタル入力:Toslink、AES/EBU、S/PDIF、USB
デジタル出力:Toslink、AES/EBU、S/PDIF、I2S
DAC仕様:DSD512、PCM32bit 768kHzまで対応
スタンバイ時定格消費電力:1W以下
定格消費電力:180W
電圧:100AV (50-60Hz)
外寸:450 x 364 x 134mm (W x D x H)
重量:17kg