FLS1

Stereo Preamplifier

AUDIA伝統のハイスピード・広帯域フルバランス・デュアルモノラル設計

ゲインステージはデュアルモノラルのフルバランス純A級バイアス動作のAUDIA独自のカレントフィードバック回路を使用。
カレントミラーの出力側は直接ダブルエミッタフォロワステージに接続されており、再生帯域0.3Hz~500kHz (-3dB)、スルーレート100V/μSというAUDIAの特長であるハイスピード・広帯域の哲学をしっかりと受け継いでいます。
また、トランジスタもFLS1専用にベストな組み合わせが採用されており、ドライブ段ではバイポーラ、出力段では高バイアスMOSFETが採用され純A級動作となっています。

AUDIA伝統の強力電源供給

FLS1では電源供給用に3つのトランスが金属シールドに格納され、安定かつ強力な電源供給を行います。
108VAトランスがアナログ回路・アナログ増幅回路部・並びにヘッドホンアンプ用に使用され、30VAトランスがロジックボードとリレーに使用されています。そして3つ目の60VAトランスがデジタルオプションボード用に用意されています。

増幅回路のメイン電源供給はStrumento n1 mkIIのコンセプトが踏襲されており、各チャネル20個の1500μF/63V超低ノイズ電源を採用。
コンデンサにはZL型のESR(等価直列抵抗)コンデンサが使用されており、それらの上には分厚いダンピングシートを設置。振動による音質悪化を防ぎます。
さらに、Strumento n1 mkII同様プリアンプとしては非常に高圧な+/-50V駆動を出力回路に採用する事により、S/N感の改善やよりダイナミック感のある音楽を提供します。

超低ノイズボリューム機構

ボリューム調整には高音質のMUSES72320を使用。更にロジックボードとの通信を直接ではなくISO7330ガルバニックアイソレータを経由させる事により、ロジック回路とアナログ回路部を完全分離。ロジックボード内で使用されているオシレータ等の影響をアナログ部へ一切伝えない構造となっています。

フェーズコントロール機能

FLS1にはフェーズ(位相)の切替スイッチが標準装備されており、各入力毎に個別設定が可能。
音質維持の為、フェーズの反転はゲインステージの出力を単純に反転させるのではなく、フェーズコントロール専用基盤を使用しています。

その他の様々な技術と機能

● ボディはスイス製の高級アルミキャストを使用。CNC加工後にシャーシを手作業で研磨し、その後に最終表面加工を実施。美しい外観を実現。
● ゲインステージはデュアルモノラル回路を採用。
● 内部基盤は全て2mm厚のPCB基盤を使用しパターン部の銅材は一般的な厚みの約2倍に相当する70μ厚を使用。電子の流れを可能な限りスムーズにし高音質を維持。
● REC出力、ヘッドホン出力端子搭載。ヘッドホンアンプは出力段に2個の10,000μFコンデンサを使用し、AUDIA独自のカレントフィードバックをヘッドホンアンプにも採用。
● MM/MCフォノボード・DACボード用スロット(後日発売)。

仕様

入力: 3xアンバランスRCA + 2 x バランスXLR
出力: 1 x アンバランス RCA、 1xバランスXLR 1 x アンバランスREC OUT
ゲイン幅 : -90 dB ~+10 dB
ゲイン調整精度: 0.5 dB (-90~-30dBは1dB)
周波数特性 (1W rms -3dB) : 0.3 Hz ~500kHz
スルーレート: > 100 V/μS
THD: < 0,05 %
S/N比: 110 dB
入力インピーダンス: 47KΩ
出力インピーダンス: 5Ω
ヘッドホン出力/チャネル: 12Wrms(8Ω、10Vrms時)
入力電源: AC (50-60Hz) 100V
スタンバイ消費電力: 1W以下
定格消費電力: 50W
本体寸法・重量: 450x120x380mm (wxhxd) – 11 Kg
発送時寸法・重量(箱含): 600x270x560mm (wxhxd) – 15 Kg
付属品: リモートコントロールユニット 電源ケーブル
色: シルバーまたはブラック

標準価格
1,540,000円(税込)

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