Remiga 1

Alare第2作目となる「Remiga1」が登場です。

最大の特徴はAlareの代名詞である「テーパードトランスミッションライン」を低音増幅に使用している事で、開発時のコンピュータシミュレーションで導き出されたキャビネットに対し最適とされる8″と6″の異径ウーファーを使用しています。

ドライバユニット構成

ウーファードライバのコーンは、Remiga1専用にカスタムで製造されたAudioTechnolgy社製の高分子ポリプロピレンを使用。
ポリプロピレンコーンはダンプ特性が非常によく、限界特性も非常に穏やかです。Remiga2よりも一回り小さなウーファーでありながら、決して引けを取らないナチュラルかつスピードの速いタイトな低域を再生します。

ミッドレンジには5インチセラミックドライバを採用。非常に軽くリジッドで低歪のミッドレンジが透明感のある音楽再生に貢献しています。
また、 ミッドレンジ専用の密閉された空間に設置され、チャンバー内は特殊アラミド繊維の吸音材が使用され不要な音を完璧に取り除きます。

ツイーターには25mmベリリウム振動板を採用(Diamond仕様は25mmダイアモンドツイータ)。ベリリウム振動版ならではの高分解能な高域特性を維持しつつ、耳障りなうるささを完全に消し去ったAlareならではのチューニングが施されています。

各ユニットの選定・チューニングに徹底的にこだわった結果、ドライバユニットの存在は消え、音楽だけが残るスピーカーに仕上げました。

クロスオーバーデザイン

クロスオーバー設計にはAUDIA社で培った基板設計技術が随所に盛り込まれています。
パーツは主にドイツMundorf社製の高性能パーツを使用し、非電導性のボード上に設置。配線は銀メッキ銅単線を使用する事により、電気経路の不要な干渉を排除しています。

キャビネットデザイン

Remiga1のキャビネットは、Remiga2同様複数の種類の木材が使用されています。振動吸収効果の計算に基づき異種の木材を幾層も重ねる事により、効果的に不要な振動の発生を抑制しています。
更に木製キャビネット内部を金属ケージで補強する事により、キャビネット剛性を最大限まで高め、100kgにもなる躯体全体で不要な振動の発生を徹底的に排除しています。

仕様

システム:テーパードトランスミッションライン式3ウェイスピーカー
ウーファー:1 x 8″(200mm), 1 x 6″(170mm)高分子ポリプロピレンコーン
ミッドレンジ:5″(125mm)ピュアセラミックドライバ
ツイーター:1″(25mm)ベリリウムツイーター、または1″(25mm)ダイアモンドツイーター
クロスオーバーポイント:400Hz, 2,300Hz
インピーダンス:4Ω(典型値)、最低3.3Ω
感度:87dB (2.83V/1m one driven)
周波数特性:35Hz~30kHz (0~-3dB)
外寸:300 x 580 x 1300mm (W x D x H、スパイク部含)
重量:100kg/本
仕上げ:レッド、グレー、ブラウン、オプティカル、ブラック、ホワイト(全てグロッシー仕上げ)

YouTubeレビュー

山本浩司先生とウイリアム浩子様によるRemiga1レビュー動画
和田博巳先生によるRemiga1、Remiga2のレビュー動画


ギャラリー