Reed 3Pは、プロトタイプ【Reed Mag prototype tonearm】の設計思想を受け継ぎ、更に革新的アイディアと設計技術により生まれましたReed社の最新型トーンアームです。
レコードの再生を、かつて無いほど正確かつ安定して行う事が可能となり、レコード再生の新たなる境地を切開くトーンアームシステムです。
Reed 3P構造アニメーション
最大の特徴は、トーンアームの重要な3つのパラメーター「VTA」「カートリッジのアジマス」「アンチスケーティング」のそれぞれを、レコードを再生しながら調整できる事にあります。
その中でも「カートリッジのアジマス」調整は、針先をレコードの溝に対して正しく当ててトレースをする、というトーンアームの最も重要な調整を具体的に行えるものです。
アジマスのリアルタイム調整はVTAを変えることなくできる革新的な機能で、これまでに無い精密な調整が可能となります。
アジマスリアルタイム調整
- 軸受機構は、ジンバルとユニピボットの原理を融合したReed社独自の革新的ベアリングシステムを採用する事で、摩擦抵抗の影響を極限まで押さえ込んでいます。またその動きは磁力よってサポートされており、不要な振動や動作を抑え極めて高い安定性を誇ります。
- アンチスケーティング機構も磁力を使う事で常に安定した動作が可能となりました。アームに対して非接触となり、回転機構への不要な負荷と振動を抑制。S/Nと音質の向上に大きく貢献します。
- アームチューブに使われているPernambuco(ペルナンブッコ)は、Reed社独自の解析と多くのヒアリングテストの結果、カーボンを始めとした新素材をも含めた様々な素材の中より選び抜かれた、アームチューブとして音響特性面からもサウンド面からも共に非常にベストな素材です。Reed社はこの素材を伐採後20年以上乾燥させた物のみを厳選して使用しています。
- アーム本体の仕上げは下記の7パターンよりお選び頂けます。
シーシェルホワイト、ブラック、光沢ゴールド、マットゴールド、パラディウムステイン、光沢ルテニウム、ヴェルヴェットブロンズ
仕上げ見本写真につきましては、こちらをご覧ください。
Reed 3P 仕様
SPECIFICATIONS |
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実行長(mm) |
240 9.5inch |
267 10.5inch |
309 12inch |
アーム取付け寸法(mm) |
205.5 |
236.1 |
283.8 |
有効長(mm) |
223.0 |
251.6 |
295.6 |
オーバーハング(mm) |
17.0 |
15.4 |
13.4 |
オフセット角(°) |
22.9 |
20.7 |
17.6 |
高さ調整範囲(mm) |
0~20 |
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適合カートリッジ重量(g) |
4 ~ 24 |
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出力端子 |
DIN 5pin |