H-PAS

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従来のスピーカ設計概念を覆す低音再生技術

H-PAS™ (Hybrid Pressure Acceleration System)


H-PAS (Hybrid Pressure Acceleration System)は、従来のスピーカ設計の概念を根底から覆す革新的な低音再生技術です。

有限要素法を用いた独自の解析技術で、従来のバスレフ設計では不可能であった重低音が再生可能となります。


 

従来方式のバスレフでは、大口径のドライバを大型のエンクロージャに組み込む事により、比較的容易に重低音の再生が可能です。 しかし、大口径ドライバはコーンを含む可動部分の質量が大きく、サスペンションも柔らかい為、低音の立ち上がりや立下りが遅くなり、トランジェントが犠牲になります。これは歯切れの悪い低音として聴こえます。

H-PASは、小口径でFsが高くサスペンションの硬い専用ドライバを使うため、トランジェントの良い、ハイスピードな低音が得られます。

H-PASは「Hybrid Pressure Acceleration System」の名の通り、スピーカーエンクロージャ内の低音成分を加圧加速しポート付近まで高い音圧を維持するため、音のリニアリティが保たれた、極めて低歪の低音を再生します。

また、低音の音圧出力が高いために音量を上げてもドライバに無理がかからず、大きなダイナミックレンジが得られます。

 

 

H-PAS™

 

  1. バスレフ・音響サスペンション・インバースホーン・トランスミッションラインの有効な要素を融合させた、全く新しい画期的な技術。
  2. エンクロージャー内部で発生する低音成分の空気の流れを加圧加速。圧力を高められた空気は、ポートから外部に放たれるまで高い圧力を保たれる為、低音のリニアリティが保たれ歪が低く抑えられます。
  3. ウーファーユニットは、Fsの高く、可動部の質量の小さいコーンを使用する事が可能。スピード感がありトランジェントの良い低音が得られます。また、従来よりも高い音圧を得ることができます。
  4. H-PASに使用されるウーファーユニットは従来方式の物に比べ効率が高い為、同じ音響出力を得るのにパワーアンプの負担が少なく、省エネルギーにつながります。
  5. 大型のサブウーファーから小型TV用スピーカーまで、様々な用途に応用する事が出来ます。

 

活用分野

TV

近年の液晶テレビではこの躯体の薄さやデザインから、満足のいく音響特性を得ることが難しくなっています。

特に低域再生能力の低下は顕著で、低域の再生できないテレビが多く見受けられます。

通常、より低い低域の再生には大口径のドライバーが必要となりますが、スペースが限られた薄型テレビでは非常に難しい問題となります。

 

TVから重低音再生を可能に

H-PASは独自のエンクロージャー設計技術と専用ドライバーの使用により、ドライバーのFsの約半分まで再生低域を伸ばす事が可能です。

1.75インチドライバを2個使用したTV用スピーカーシステムの場合(44 x 150mm楕円ドライバと同等面積)、音響パワー測定で63Hz (-6dB)を再生する事が可能となりました※1。

HPAS 1.75インチ下向きスピーカ音響パワー特性(CONEQ使用)

1.75″ x 2スピーカシステム音響パワーf特(音響パワーEQ使用)※2

 

プロフェッショナルスタジオで使用されている有名なスピーカであっても、18cmウーファードライバをしているにも関わらず音響パワーf特は80Hz(-6dB)です。※1

studio monitor 1

18㎝ウーファー搭載有名スタジオモニター音響パワーf特※2

 

この様に、H-PASは従来のスピーカー設計では不可能であった、高Fsな小型ドライバーでスタジオモニターをも凌ぐ低音を再生する事を可能にします。

 

 

 

ホームオーディオ・ポータブルオーディオ

ミニコンポ等のオーディオの場合、比較的大きなウーファードライバーを使用し、低音再生では他のオーディオ製品に比べ有利ですが、重低音再生となると従来のバスレフ設計では大口径のウーファードライバーと大きな容積のエンクロージャーが必要でした。また、ポータブルオーディオではデザインが優先される傾向があり、音響設計としては自由度が少なく十分な低音再生が難しいケースが多々ありました。

 

ホームオーディオ・ポータブルオーディオから重低音を

H-PASはこうしたオーディオ製品においてもこれまでにない重低音を提供する事が可能です。

各ドライバーのTsに沿ったエンクロージャー内部設計を行い、従来のバスレフに比べ大幅に低域を伸ばすことが可能となります。

 

Atlantic Technology社の自社製品であるH-PASスピーカー「AT-2」は、ウーファードライバーが5-1/4″(135mm)であるにもかかわらず、カタログ値で41Hz(-3dB、103dB時)を発揮し、音響パワー測定では28Hz(-6dB)の再生を可能としています。※1

AT-2 音響特性グラフ (CONEQ使用)

AT-2音響パワーf特(音響パワーEQ使用)※2

 

この様に、ホームオーディオ・ポータブルオーディオにH-PAS技術を採用する事により、これまで実現できなかった重低音の再生が可能となります。

 

 

 

低音再生にH-PASという解決策

TV,ホームオーディオ、ポータブルオーディオ、パソコン、カーオーディオ、モニタースピーカーといった、様々な分野の低音再生において、H-PASは画期的な解決策となります。

アイレックス㈱ではH-PAS技術のライセンス技術提供を行っています。

低音再生のみならず全体域のトランジェントや濁りの無い中高域再生を可能とするH-PAS技術に関する詳細情報は、

こちらよりお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

※1.あくまでも測定の一例であり、必ずしもこのスペックを保証するものではありません。

※2.音響パワーf特グラフは同条件化の有響室で測定したものです。一般的な無響室でのSPLグラフとは異なります。